りそなHDが公募増資を発表も投資家は冷ややか

 りそなホールディングスは、6000億円規模の公募増資を行うことを発表した。2月には手続きを整えて実施し公的資金の返済を目指す。ただ、現在の発行済み株式より多い13億株を発行する巨額の増資には賛否が分かれそうだ。

 りそなHDは2003年に注入された公的資金が約1兆6800億円ある。だが、完済への水戸は険しいと見て、大規模な公募増資によって9000億円の公的資金を返済する計画だ。

 株価は昨年の年初からほぼ一貫して下がり続けて、今年1月7日の終値は525円と約2分の1となっている。売り浴びせが収まる気配はなさそうだ。

 また、公募増資を好むある富裕層投資家は「目標額まで集まらないのでは」との声が早くも出ているほどで、期待薄と見ているようだ。

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