的中率50%! ウィーン氏の「10大予想」

 毎年、年始の「今年の10大予想」は恒例行事。中でも1986年からの的中率が50%前後に達するという、有名な「10大サプライズ予想」がある。予想するのは大手投資運用会社ブラックストーンの副会長、バイロン・ウィーン氏。一見するとあまりにも大胆な予測にもかかわらず、これまでの的中率が高いとなれば、あくまでも予測とはいえ気になるところだ。

【バイロン・ウィーン氏の「2011年の10大サプライズ予想」】

1)米国の失業率は9%を割り、実質GDP成長率は5%近くに達する
2)財政赤字の拡大などにより、米10年債利回りは5%まで上昇する
3)通信や日用品など一部を除き全業種が好調、S&P500は1500ポイントを目指す
4)政府系ファンドなどが買い手となり、金は1トロイオンス1600ドルへ上昇
5)人民元がドルに代わる通貨としての地位を固めていく
6)とうもろこしは8ドルへ、小麦は10ドルへ、大豆は16ドル(各1ブッシェル当たり)程度へ上昇する
7)アメリカの住宅市場は改善、住宅着工件数は60万戸へ
8)新興国の需要拡大により、原油は1バレル115ドルに上昇
9)オバマ大統領は年末までにアフガニスタンからの撤退を決断、中東におけるテロの脅威が拡大する
10)EUは財政危機を抱えた国に対し財政改革を実行するも、長期的な解決策にはならず

(The Blackstone Group「Baron Wien Announces The Ten Surprises for 2011」より抜粋)

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