旅行とお菓子の意外な関係

 お菓子が嫌いな人はあまりいない。子供のおやつに欠かせず、ちょっとした贈り物にも、食後のスイーツにも、お茶のお供にもと、日常生活の必需品だ。最近では、お菓子が常備されているオフィスもある。しかしその4割は、意外なことに旅行の際に消費されていた。

 「全日本菓子協会」によれば、2009年のお菓子の小売金額は、3兆2570億円。一方、観光庁によると、国内の旅行消費額22.1兆円のうち、「お菓子」の金額が旅行前(準備)・旅行中を合わせて1兆3143億円となった。

 つまりお菓子の小売金額のうち、実に約4割が「旅のお供」として消費されている。旅行と密接に関係するものといえば、一般的には宿泊施設や飲食店など。なお、旅行消費額22.1兆円のうち「ガソリン代」は1兆944億円、「バス代」は4338億円で、消費金額では「お菓子」に軍配が上がった。

 余談ながらお菓子の内訳は「チューインガム」の小売金額が約1580億円で、「せんべい」(760億円)の約2倍。栄えある第1位には、「和生菓子(ようかん、まんじゅう等)」(5040億円)が輝いた。

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