ポルトガル国債入札成功で、スペイン、伊にも好影響か？

　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバー、コスタ・ポルトガル中銀総裁は12日、国債入札が堅調で「2種類の国債入札が肯定的に受け入れられた」と語った。ロイター通信の電話取材にこたえたもの。

　ポルトガルは同日、10年債と4年債の2種類の国債の入札を行い、予定額の上限である12億4900万ユーロ（約16億ドル）を調達した。10年債の平均利回りは低下している。

　この後、スペイン、イタリア両国で行われる国債の入札にも影響を与えることは必至。さらには、米30年物国債の入札にも少なからず影響が出る可能性がある。