ブルガリ氏やガラヴァーニ氏らに脱税疑惑、当局が捜査開始

 ファッションデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏やブルガリ一族のジャンニ・ブルガリ氏ら700人以上が、スイスに秘密口座を開設して脱税した疑いがあるとして、イタリア検察当局が捜査を開始したことが12日に判明した。

 伊メディアによると、スイスに秘密口座があるとされる著名人は、ファッションデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏、レナート・バレストラ氏、ジャンニ・ブルガリ氏、ルノーF1チームの元チーム代表フラビオ・ブリアトーレ氏など。このほかにイタリアの企業家、芸術家、小説家、元貴族、女優や映画制作会社などもリストに入っている。

 脱税疑惑の発端は、2009年に発生したHSBCの元社員によるスイスのプライベートバンクの顧客情報盗難事件。その際に、5000人以上の個人と、約130社の企業が開設した約7000の秘密口座がスイスにあることが判明していた。総資産額は最大69億ドルと推定されている。

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