ヴァチカン美術館ですが、以前は入り口で2時間も3時間も待ってやっと入場できましたが、今はネットで30分刻みの予約ができるので、並ばずに希望時間に入場できるようになりました。
以下がヴァチカン美術館の、予約サイトです。
http://mv.vatican.va/
「英語」を選択して、希望の日時を選択すれば予約ができます。
今回は、館内を案内してくれるガイドさんも予約しました。
ガイドは上記サイトにて、チケットと同時に予約することが可能です。
日本語のガイドさんを希望される場合はツアーに参加すると入館予約も含まれていて、朝9時からやはり並ばずに見学が可能です。
http://www.alan1.net/jp/europe/italy/roma/sg/2037/ag/9893/
http://op.arukikata.com/tour/5266/
http://www.myushop.net/myu_contents/italia/rom_vatican.shtml
ヴァチカン美術館は14世紀以来、ローマ法王の宮殿だったので、フィレンツェのウフィッチ美術館と違い内部は迷路みたいに複雑に入り組んでいて、うっかりすると迷子になってしまいます(笑)。
特にシスティーナ礼拝堂に移動する通路と、サンピエトロ寺院に移動する通路が難しいので、ガイドさんがいると助かります。
お陰で、今回はゆっくりと美術館を楽しめたのと、専門ガイドが、有名な作品を解説してくれたので効率よく見ることができました。
さて写真は入口の右横ですが、昔はここが入口でした。
上部の彫刻は左がミケランジェロ、右がラファエロです。
入場して美術館の中庭に来ると、何故か巨大な松ぼっくりが……。
そう言えば、松ボックリはローマ帝国の繁栄のシンボルでした。
ここは彫刻がずらりと並ぶ通路です。
歴代ローマ法王のコレクションですから、スケールも桁はずれです。
酒飲みのおっさんの彫刻。
こういう輩は昔からいたんですね。
そういえば、私の友人にもよく似たおっさんがいます(笑)。
全長120mの黄金の廊下。
ここは金色の輝きで目がくらみます。
全部見ると歩く距離は7kmにもなるので、全作品は見れないのですが、彫刻が並ぶ廊下と、この黄金の廊下は必見です。
次に来たのは、見たかった「ラファエロの間」。
この絵はラファエロ27歳の作品「アテネの学堂」です。
この絵の中にはダ・ヴィンチ、プラトン、ミケランジェロ、そしてラファエロも描かれています。
この絵は同じくラファエロの「ボルグの火事」。
ラファエロは37歳で亡くなりましたが、結構多作でした。
イタリアの殆どの美術館、博物館はカメラ撮影が禁止なのですが、このヴァチカン美術館は撮影がOKなので、有名なラファエロの2作品を記憶だけでなく、画像としても持ち帰ることができました。
次にシスティーナ礼拝堂に入りましたが、ここは写真撮影が厳しく制限されていて、ミケランジェロの「最後の審判」の前では、カメラを持っているだけで、警備員がとんできて注意をします。
でも注意されてるのは殆どが中国人観光客でした(笑)。
ガイドさんの案内と解説が適切だったのと、ラファエロとミケランジェロの代表作を、朝早い時間に待たずに見学でき、ヴァチカン美術館の素晴らしさを再発見しました。
なお、ヴァチカン美術館は「ヴァチカン市国」として1984年に世界遺産に指定されました。