世界一ビールを売る「鉄の女」が引退

わたしの後だから、誰がやっても成功するはず


厳旭さん(げん・きょく) =自身のミニブログより
 世界50カ国で販売される中国最古のビール「青島ビール」の世界営業販売の総裁で、世界一のビール営業レディとして知られ、“鉄の女”と呼ばれる、厳旭(げん きょく)さんが14日、副総裁兼世界営業販売部総裁の職を辞任することを、自身のミニブログで発表した。高級営業顧問に就任するのだが、後進が成功するために完璧な道筋を作ってきたという強烈な自負が、その理由のようだ。

 「わたしの成功は青島ビールの成功の上にある。わたしが会社と共に取り組んできた戦略は確実に価値のあるもので、今後も青島ビールの発展を支えるだろう。もし、わたしが職を離れることで戦略がぶれ発展に影響を及ぼした場合は、わたしが不成功だったということ」

 厳旭さんは大学を卒業後、ビール業界に入り20年以上。青島ビールに引き抜かれ1998年転職。厳旭さんが青島ビールで働いて10年余り、1000人程の営業部隊を率いて国内外市場の開拓に当たった。ここ数年で青島ブランドはファンを増やした。

 まず業績を伸ばした大きな要因としてはスポーツとの連携。2005年には北京五輪組織委員会とスポンサー(協賛企業)契約を締結。また2008年には米プロバスケNBAと長期協力協議をかわし、NBAの中国市場におけるオフィシャル協力パートナー、指定ビールサプライヤーとなった。

 青島ビールの2009年売上高は前年比12.5%増の177.61億元(2200億円)で、純利益は前年比79.2%増の12.52億元(156億円)となり、順調に利益を増やしている。

 こうした成果の背景には、世界営業販売部総裁の厳旭さんの存在が大きい。では、どのような女性なのか。

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