ダイハツ工業が2013年1月で欧州撤退

 ダイハツ工業は14日、2013年1月31日付けで欧州市場の新車販売を終了することを決定した。新車販売終了後もアフターサービスは継続する。販売の低迷と、環境規制の強化、為替と問題が山積しており、継続のメリットなしと判断した模様だ。

 ダイハツは、現在10カ国において新車販売を行なっているが、欧州CO2規制等に対応するためのコスト増加、円高、さらには今後、日本生産の完成車輸出では事業が成り立たないために撤退を決めた。今後はアジアなどに経営資源を注力していく。

 海外販売台数に占める割合も2007年に16.3%だったが、2010年には3分の1以下の5.3%にまで落ち込んでいる。当然ながら、この発表には市場は好感していた。

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