タイガーマスクの輪で上昇した株

 「タイガーマスク」名義で全国の児童相談所などにランドセルが贈られた輪が日本中に広がっているが、原作の「タイガーマスク」(梶原一騎氏原作)の文庫の注文が殺到するなど周辺経済にも波及効果が表れている。実は、市場でもその効果が出始めている。

 まず発端は昨年12月25日、群馬県の中央児童相談所に贈られたのが最初。昨年の大納会の終値が366円。しかし、今年に入り、1月14日に終値が393円で、約1割上昇している。

 また、アニメのタイガーマスクを製作した東映アニメーションは、12月25日の終値1523円から、1月14日は同1655円となっている。さらに、タイガーのパチンコ機を昨年冬発売したSANKYOはまだ株価にはそれほど現れていないが、今後、波及する可能性もないではない。

 タイガーマスクの輪もついには、東京都清瀬市の施設には、金塊まで贈られてくるまでになった。寄付行為、また株価など、どこまで拡がるのか、おの現象を見守っていきたい。

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