GSトップがグルーポン本社に営業

 米証券大手ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファインCEOがこのたび、クーポン共同購入最大手グルーポン本社を訪問し、年内と目される新規株式公開(IPO)の主幹事獲得を目指して売り込んだ、とブルームバーグが報じた。

 今年最大のIPO案件とされる、グルーポン。主幹事獲得競争が激化する中で、ブランクファインCEO自ら、シカゴのグルーポン本社に営業をかけたのだという。

 ブルームバーグによると、現在は、ゴールドマンの他にもモルガン・スタンレーも主幹事ポストを狙っているそうだ。同様の売り込みをかけている可能性は十分に考えられる。

 昨年末に、検索世界最大手グーグルが60億ドルでの買収を提案したものの拒否。IPOした方が、それをはるかに上回る価値があるとされ、150億ドルとも見込んでおり、1兆円以上の大型案件となることは間違いない。

 SNS世界最大手フェースブックのIPO主幹事では、一歩リードとされているゴールドマン。だが、もう一方の横綱グルーポン主幹事獲得競争はまだ、優劣はわからない。シカゴ詣では続きそうだ。


ロイド・ブランクファインCEO

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