富裕層のオフショア口座情報をウィキリークスに提供

 スイスの元銀行家ルドルフ・エルマー氏は17日、自ら入手した富裕層、政治家らのオフショア口座情報を内部告発サイト「ウィキリークス」に提供したことを発表した。

 エルマー氏と、ウィキの創設者ジュリアン・アサンジ容疑者は同日ロンドンで記者会見し、エルマー氏は「システムがいかに運用されているかを社会に知らせるため」と目的を明らかにした。

 AP通信などによると、エルマー氏は富裕層の資産運用を手掛けるスイス拠点の金融機関ジュリアス・ベアに在籍。タックスヘイブン(租税回避地)のケイマン諸島で8年間勤務した経歴を持つ。約2000人分の口座データをCD2枚に収録して、アサンジ容疑者に手渡したその中には政治家40人分のデータも含まれているという。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる