投資信託に個人マネーが流入、流入額は倍増

 2010年末の公募投信の純資産総額は、前年末比4%増えて63兆7201億円となった。資産額の増加は2年連続。年間の資金流入額は、昨年比で倍増の6兆213億円。高利回りの海外資産で運用する商品を中心に、個人の新規購入が目立った。

 投資信託協会の発表によると、2010年末の公募型の株式投信残高は52兆4645億円、公社債投信は11兆2556億円で、公募投信の総額は63兆7201億円となった。投信残高の回復に貢献しているのは個人で、資金流入動向はこれで7年連続の流入超。

 株式投信の主な商品分類の純資産総額は、「ファンド・オブ・ファンズ」「ETF」が増加した。一方、「国内株式型」「国際株式型」「バランス型」は減少した。特に「ファンド・オブ・ファンズ」は、5兆6790億円の資金流入超で純資産額は20兆円超まで膨らんだ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる