欧州初のシャングリ・ラがパリにオープン、ナポレオン又甥の邸宅を改装

 シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツは、フランスのパリ16区に、ヨーロッパ最初のシャングリ・ラ ホテルとなる「シャングリ・ラ ホテル パリ」をオープンした。

 「シャングリ・ラ ホテル パリ」は、1896年にナポレオン・ボナパルトを大伯父に持つローラン・ボナパルトの邸宅として建てられたイエナ宮を、4年かけて大規模に改装してオープンした。同ホテルはパリの由緒ある建造物として保存するため、フランスの歴史的建造物にも登録されている。ヨーロッパ内で博物館や美術館が最も多く集まる地域とされるシャイヨーの丘にあり、有名なトロカデロからも徒歩でわずかな距離に位置する。

 客室は27室のスイートを含む全81室で、世界のシャングリ・ラの中では最も部屋数が少ない。著名インテリア・デザイナーのピエール・イヴ・ロション氏が手がけた各客室は、邸宅らしい趣を残しつつ、現代の利便性をフルに生かしたデザイン。5つのデュープレックス・スイート、ローラン王子のプライベート・ルームを改装したスイート・アンペリアル、100平米以上の大きなプライベートテラスを備えるペントハウスのスイート・シャングリ・ラなどがある。客室の4割(スイートの6割)からエッフェル塔と眼下のセーヌ川を遮られることなく眺められるという。

 ホテルの中心に造られたオール・デイ・ダイニング レストラン&ラウンジの「ラ・バウヒニア」は、エッフェル塔をモデルにしたガラス・ドームの下に位置する。フレンチ・グルメレストラン「ラベイユ」と、本格的な広東料理を提供する「香宮(シャンパレス)」は2011年初旬にオープンを予定している。

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