世界景気は各国の景気刺激策の息切れが懸念されるものの、2008年のどん底からは回復。国連貿易開発会議（UNCTAD）の予測では、2011年の世界の実質成長率は、10年より減速するものの3.1％と、巡航速度での成長が見込まれている。急成長国の代表格といえば中国とインド。しかし、世界にはBRICsをはるかに上回る成長率を誇る国があった。
世界182カ国の実質経済成長率をみると、意外な国々が上位を占める。もちろん成長率だけ高くても、経済規模で見劣りすれば本当の成長国とはいえない。ちなみに成長率で1位のアフガニスタンは、名目ＧＤＰの総額は140億ドルで世界では104位。それでも将来のBRICs予備軍として、ランキングには金の卵が埋まっている可能性もある。
【世界の実質経済成長率ランキング】（対象国182カ国、比較年度2009年）
１）アフガニスタン（22.5％）
２）東ティモール（11.6％）
３）エチオピア（9.9％）
４）アゼルバイジャン（9.3％）
５）中国（9.1％）
６）レバノン（9.0％）
７）カタール（8.6％）
８）ウズベキスタン（8.1％）
９）ラオス（7.6％）
１０）マラウイ（7.5％）
