米国で企業業績の回復期待が高まっている。一部では株式相場の過熱感も指摘されるが、市場はしばらくの間、米企業の2010年10～12月期決算に注目する展開になりそうだ。
シティグループが同日発表した10～12月期決算は、純利益が13億ドル（約1000億円）となった。前年同期の76億ドルの赤字からの回復で、2010年通年の純利益は106億ドルと、通年では3年ぶりの黒字となった。
また、スティーブ・ジョブズ最高経営責任者（ＣＥＯ）の病気療養による休職を嫌気して株価は下落したものの、18日発表されたアップルの10～12月期決算は、過去最高を更新した。
19日以降では以下の決算発表が注目される。
【19日】ゴールドマン・サックス、ステート・ストリート、ヤフー
【20日】アドバンスト・マイクロデバイス、モルガン・スタンレー
【21日】グーグル、ゼネラル・エレクトリック、エミュレックス
【24日】アメリカン・エキスプレス、マクドナルド
【25日】テキサス・インスルメンツ、ジョンソン・エンド・ジョンソン
