不動産経済研究所が発表した「首都圏のマンション市場動向」によると、12月の億ションの発売戸数が146戸となり、11月の71戸からほぼ倍増した。マンション販売全体に復調の兆しがあるが、高額物件でも動きが活発になってきたようだ。
12月の億ションの発売戸数は、1億円以上が124戸、2億円以上が11戸、3億円以上が11戸の計146戸となり、11月の71戸(1億円以上49戸、2億円以上9戸、3億円以上13戸)を上回った。
契約率は64.4%で、11月の63.4%を若干上回る水準。12月の首都圏全体の物件の契約率78.6%は下回ったが、億ションにも底堅い需要があることを証明した。
なお、2010年の年間の億ション発売戸数は1億円以上760戸、2億円以上87戸、3億円以上が54戸の計901戸となった。これは首都圏全体の4万4535戸の物件戸数の2%に相当する。