グーグル、ペイジ氏がCEO復帰、シュミット氏は会長に

 米インターネット検索最大手グーグルは20日発表した2010年第4四半期(10~12月期)の売上高は前年同期比26.5%増の84億4000万ドル(約6950億円)、純利益は28.8%増の25億4300万ドル(約2100億円)で、いずれも四半期ベースで過去最高となった。また、同時に発表された人事で、創業者のラリー・ペイジ氏が4月からCEOに就任し、エリック・シュミットCEOは会長職となる。

 CEO交代については、組織が大きくなったために経営が複雑となり、より迅速な判断系統を作ることを目的としているという。そこで創業者2人と、シュミット氏の3人の役割を明確、細分化してスピード化を図ろうというものだ。ペイジ氏は約10年ぶりのCEO復帰となる。

 共同創業者セルゲイ・ブリン氏は、製品開発などを担当、シュミット氏は経営、さらには2人のアドバイザー役も務めることになる。シュミット氏はミニブログで「この人事は、一人ひとりの役割を明確に決めて、意思決定を迅速化することにある。ラリーがCEOにリーダーとなる準備は整っており、グーグルは今後より素晴らしいものとなるだろう」としている。


左からセルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ両氏

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