「スカイラインの父」桜井真一郎氏が死去

 日産自動車の「スカイラインの父」と呼ばれる開発者、桜井真一郎(さくらい・しんいちろう)氏が17日、心不全のため亡くなった。81歳。

 告別式は3月15日午後1時、東京都港区南青山2の33の20 青山葬儀所で行う。喪主は長男、卓(たかし)氏。

 現横浜国立大学を卒業後、清水建設に入社。日本で初めて生コン車を開発した人としても知られる。その後1952年にプリンス自動車工業(後に日産自動車に編入)に入社し、スカイラインの開発・設計を32年間担当してきた。「スカイラインの父」ともいわれる。

 単なる性能向上を良しとせず、運転する人間のための血の通ったクルマ造りを信条としており、こうした哲学はその後も日産の門下生の間では受け継がれ、無形資産となっている。

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