任天堂3DSの「店の利益は1台1000円」?

 予約が始まった任天堂の新型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の1台あたりのショップの利益は1000円だと、「Game Station 店長ブログ」で暴露されている。

 先日の予約開始で大手家電量販店などには長蛇の列ができた任天堂3DS。メーカー希望小売価格が2万5000円だが、ゲームショップの利益は1台1000円だという。

 同ブログによると「本体だけ定価35000円で売れても儲けはただ千円程度ですし、ソフトが値崩れしてしまったらトータルで赤字になりそうです。トイザらすとかデパートとか、直接任天堂と取引しているところはまた違うと思いますけどね」としている。

 さらには「一部のチェーン店かゲームショップは店頭販売をやめて裏でオークションに流して、3万数千円で売ってしまって、ソフトのコストを0にしてそれを売れたら儲かるという方法(手口?)のもよく見かけます」と暴露している。

 現状では、3DSはヤフーオークションなどには3万5000円前後で数多く出品されており、落札時には4万円を超える水準になると見られる。ただ、ネットオークションなどで買うのもうまい方法ではないようだ。

 「3DSを狙っている方にアドバイスですが、とりあえず発売日に定価で手に入れられたらもう勝ち組です。ソフトはしばらく様子見してから買っても遅くないです。すぐあっちこっち投売りしそうなので」と店長はアドバイスする。

 日本は2月26日発売、欧米では3月に発売予定で、同月末までに世界で400万台の販売を目指している。

 ただし、シティが同社の投資判断を「中立」から「売り」へと格下げ。目標株価を2万4000円から2万円へと引き下げている。3DSの価格が高価と見ており、また、ソニーの競合機PSP2の年内投入が予想され、競争の激化で、目標販売台数に達しないと見ているようだ。任天堂は、東証でこの日の午前の最安値は前日比620円安の2万2460円となっている。

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