誰からも「気がきく」と言われる習慣

 どうすれば「気がきく人」と言われるようになれるのか? 気をきかせるには相手の考えや気持ちを読むことが必要だが、実際にそれを行うことは簡単ではない。普段の生活で実践できる考え方や行動の習慣をもとに、気づかいの原則を説いた著書『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』(クロスメディア・パブリッシング刊)を著した能町光香氏に聞いた。

 能町氏は外資系証券会社の秘書や老舗宝飾品ブランドの社長室などで勤め、現在も現役の秘書として活躍中という経歴の持ち主。「大事なのは、嫌みのないさりげない気づかい、無意識のちょっとした気づかいです。人に感謝されるような気づかいができると、信頼を集め、いざというときに助けてくれる味方も増えます」と語る。

 ここにその45の習慣をすべて紹介することはできないが、いくつかをピックアップしてみると……

【言葉よりも行動で】ちょっとしたことでいいので、言葉だけでない何かを添えて、行動として見せることが本当の気づかい。
【タイミングを読む】大事なのはタイミングで、タイミングさえよければやることはたいしたことではなくていい。
【我を押しつけない】自分の気持ちや意見を一方的に押し付けない。本当のコミュニケーションがないと、人の気持ちはついてこない。
【下心を持たない】相手のことではなく自分のことを考えてしまっていると、気を使ってもそれが伝わらない。
【誰にでもフェアに接する】横柄な態度や傲慢な態度をとったり、相手によって言動を変えたりというのは、一番信頼を失うふるまい。

 などなど……。もっともだが、常に意識をしないと、できそうでできないことが多い。

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