年収1500万円への増税は金持ちになるルート潰し

 年収1500万円の所得者のことを「金持ちではない。中間所得者だ」と海江田万里・経済産業相が述べたことについて、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が「サラリーマンのなかではお金持ちの部類に入りますけど、本当のお金持ちからすれば、使用人にすぎないわけです」と発言した。

 ZAKSPAの中で述べたもの。発言は、海江田氏が昨年12月にフジテレビに番組に出演した際のもの。2011年度税制改正大綱で、る給与所得控除の上限と年収1500万円について述べたところ、多くの批判を浴びることになった。該当する層は給与所得者全体の1.2%で、人口にして約50万人。配慮に欠けた発言とも言われた。

 年収2000万円くらいまでのレベルであれば、会社員でも十分に可能性がある。だが、使用人である創業者たちは、役員報酬の他に株式の配当収入がある場合も多く、年収レベルに差があるのは事実だ。

 ただし、1500万円レベルの人の課税を増やしてしまうと、さらに上にいくためのハシゴをはずす格好にもなりかねない。実は、この部分はもっとも危惧しなければならない所だ。

 ひろゆき氏はその辺の急所を突いて「海江田さんのお金持ちの基準はある意味間違っていないと思うのですが、給与所得1500万円のサラリーマンに課税しまくるのは、労働で得たお金を貯めて本当のお金持ちになるためのルートを、潰してしまうことになると思うんですよね」と論を展開した。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる