インドは今後もさらなる利上げを模索

 インド準備銀行は25日、政策金利であるレポ金利(市中への貸出金利)を0.25%引き上げ、6.50%とした。市場は予想通りと受け止め、大きな反応はなかった。インフレ懸念を強めているインド準備銀行は、今後も利上げを模索し続けるとみられる。

 インドは昨年3月以降、11月まで6回連続利上げした後、12月は据え置いたが、わずか1カ月を置いて利上げを再開した形。

 声明はGDP成長率の見通しを従来通り8.5%に据え置く一方、上振れの可能性を示唆。一方、物価見通しでは、2011年3月の卸売物価指数の上昇率を、従来の前年比+5.5%から+7.0%に上方修正した。

 大和住銀投信投資顧問は「インフレへの懸念を強めているインド準備銀行は、これまでの金融政策の効果を見極めつつ、引き続き利上げの機会をうかがうものと考える」と予想している。

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