英国No.1シェフのラムゼイ氏、ウナギの使用をやめる

 英国の3つ星シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏(44)が、自身のレストランからウナギを食材として使用した料理をストップした。これは、ラムゼイ氏自身が魚の乱獲に反対する運動に参加する一方で、ウナギを使用するのはフェアーではない、という批判意見が多く出たためだという。

 ラムゼイ氏がロンドン・チェルシーで経営するレストラン「ザ・レストラン・ゴードン・ラムゼイ」は世界でも五指に入ると呼ばれる名声を手に入れたほど。多くの富裕層、セレブリティたちが通う名店として知られる。

 英メディアによると、ラムゼイ氏は、サメの捕獲など魚の乱獲に対して関心が高く、運動にも参加するなど熱心な活動も行っていた。だが、その一方で、絶滅危惧種として認定されていたヨーロッパウナギを食材として使用していたという。

 この種類は古くから広く欧州中に分布していたが、工業化、さらには最近では稚魚の乱獲が主な原因で著しく数が減っているそうだ。

 ラムゼイ氏は元プロサッカー選手でもあり、けがをした後に料理人に転向し、英国でもナンバー1のシェフへと上り詰めた。若くして頭角を現し、そしてミシュランの3つ星認定を受けた天才料理人と評される。

 日本でもコンラッド東京内にレストランを開いている。


ゴードン・ラムゼイ氏(フェースブックより)

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