「IKEA」創業者はヨーロッパ有数の億万長者

 今その品質の高さと低価格が話題の、スウェーデン発祥の家具店「IKEA(イケア)」。ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界に出店している。日本では船橋、港北に続き、神戸、大阪、三郷にもオープンし、いよいよ全国展開を目指す。そんなIKEAの創業者は、実は個人総資産220億ドル(約1兆8000億円)のヨーロッパでも有数の億万長者だ。

 全世界30カ国以上で、200以上の店舗を展開するIKEA。日本では関東と関西に続き、全国の政令指定都市への進出を計画中で、2012年には福岡県に出店する方針。従業員は世界各国で10万人を超え、売上高は2兆1000億円に達する。

 創業者は1926年生まれのスウェーデン人、イングヴァル・カンプラード。IKEAの発祥は1943年、カンプラードがわずか17歳で始めた安売り雑貨店。初めは腕時計、宝石などさまざまな商品を扱っていたが、47年21歳のときに家具製造を開始。これが大ヒットして、51年に家具製造に専念するようになった。

 その後は自社で独自のデザイナーを抱え、企画・製造・販売まで行う、現在のスタイルを確立。1963年以降(カンプラード37歳)世界展開を開始し、大成功を収めた。

 2009年時点での個人総資産は220億ドルとヨーロッパでは億万長者で、世界でも有数の大富豪。ただし倹約家でも有名で、通勤には地下鉄を使い、車は古めかしいボルボに乗っているという。

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