節分行事「豆まき」vs.「恵方巻」の勝者は?

 「鬼は外、福は内」、幼少時代の豆まきは思い出深い。しかし時代は変わった。3大都市圏における昨年の節分行事の実施率は、「恵方巻を食べた」が「豆まきをした」を上回った。そもそもの発祥の地である阪神圏で恵方巻率が特に高く、西高東低型で恵方巻が豆まきを抜き去った。

 博報堂生活総合研究所が3大都市圏で行った調査によると、昨年の節分行事の実施率は「恵方巻を食べた」(47.6%)が、「豆まきをした」(43.7%)を3.9ポイント上回った。

 恵方巻率は西高東低で、発祥の地の阪神圏で70.7%と高く、首都圏(36.5%)の約2倍。名古屋圏では恵方巻派の51.9%に対して、豆まき派が43.3%となり、8.6ポイントの差をつけた。

 首都圏では、まだ豆まき派(44.5%)が健在なものの〝恵方巻〟の勢力拡大は著しく、恵方巻旋風が全国で吹き荒れつつある。

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