ヘッジファンド界の帝王ジョン・ポールソン氏が昨年2010年で個人として上げた利益は、50億ドル(約4100億円)だとウォール・ストリートジャーナルが報じた。2007年の40億ドルを超えた。
ポールソン&カンパニーは2007年、サブプライムショックでCDSなどの関連商品を売り抜けて150億ドルという巨額の利益をあげた。ヘッジファンド史上でも最大のディールとも言われるが、2010年も確実に利益を上げていた。
320億ドルの巨大ファンド会社となったポールソン&カンパニーだが、昨年は旗艦ファンドのポールソン・アドバンテッジ・プラスは年初こそマイナスが続いていたが夏以降に挽回。特に12月は13%の月間利益を出し、年率リターン17%で終えた。また、新設したゴールドファンドは35%の高リターンとなった。
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若き日のジョン・ポールソン氏