女で失敗した大富豪ベルルスコーニ氏【2】

公判回数2500回


ベルルスコーニ氏が度々、出入り していたとされるパーティー
 結果、見事に下院当選。どころか首相の椅子も手に入れるラッキーボーイぶりを発揮する。そして戦後、中道政党が長く実権を握っていたイタリアにポスト・ファシスト政党との連立政権をうちたてた。

 しかし、94年から現在までの彼の17年の政治家生活を通して評価された政策実績はゼロ。その代わりといっては何だが、彼ならではの実績は:106回に及ぶ訴追、公判回数約2500回だ。

 弁護費用は本人いわく3億ユーロ(約340億円)だそうだ。ところが、ここがベルルスコーニのすごいところだ。贈賄・脱税、女性問題、たびかさなる問題発言など、すべての難を自己防衛のための法整備などで次々と切りぬけ、つわものぶりを発揮する。

 首相自らがイタリアという国のもつ悪い体質を国民の前で体現してしまうわけだから、この国が抱える根本的な問題など解決されるわけもない。「残ったのは性と若づくりに偏執的になった老人が一人だけだ」とあるジャーナリストは皮肉る。

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