2008年の金融危機の原因を調査する米金融危機調査委員会(FCIC)はこのほど、「危機を避けることができた」とする報告書をまとめた。
金融危機を「100年に1度」と評したのがアラン・グリーンスパンFRB議長だが、FCICは、回避できた可能性に言及した。同委員会は、米議会によって設置され、数百人から事情を聴いて、今回のレポートをまとめた。
原因は「過度な借入による無謀な行動など、すべての(判断)レベルにおいて倫理観が欠如していた。またコーポレートガバナンスも機能していなかった。決してコンピューターのシステムや金融システムが不全となったわけではない」とした。
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ウォール街のブロンズ像「Charging Bull」