国際投資信託協会によると、2010年の世界の投資信託の残高は、6月末の21.4超ドルから、9月末には23.7超ドルへと10.5％増加した。資金の純増減は、1500億ドルの純増。投資信託は2008年の金融危機で被った痛手から、順調な回復を見せている。
9月末の残高をタイプ別に比べると、「株式投信」「公社債投信」「バランスファンド」「MMF」のすべてのタイプで残高が増加した。9月末の「株式投信」の残高は9.4超ドルで、6月末に比べて14.0％増、公社債投信が同10.5％増、バランスファンドが同13.7％増、MMFが同2.5％増加となった。
なお国別投信残高でみると1位は米国の11兆2660億ドル、2位がルクセンブルクの2兆4370億ドル、3位がフランスの1兆6690億ドルとなり、日本は8位の7490億ドルとなった。
