グッチ家つぶした悪妻、刑務所の中で「グッチ家に戻りたい」を叫ぶ

イタリア高級ブランドのグッチ(GUCCI)の創業ファミリーをつぶした悪妻、パトリツィア・レッジアーノ受刑者が間もなく刑期を終えることになり、「また、グッチ家に戻りたい」という意向を持っていることがわかった。VOGUEの取材に応じたもの。


昨年のミラノコレクション秋/冬でのグッチ
 貧しい家庭に生まれたパトリツィア受刑者は幼少期から上昇志向が強く、グッチ家のマウリツィオとの結婚で念願のグッチ家に入ることに成功した。これを拠点にグッチも乗っ取り、ついにはレッジアーノ受刑者は殺し屋に夫を殺害。95年に懲役29年の刑を言い渡された。だが、刑期が早まるようだ。

「また、グッチ家に戻りたい。世界中でジュエリーやブランドを買うために飛び回りたい」などと語っている。

グッチ家3代目にあたるマウリツィオの妻の座へ。兄弟をうまく争うように仕向けて、自らは株式の過半数を取得して経営の実権を握った。そして、邪魔になったマウリツィオを殺し屋に射殺を依頼するなどし、一家をズタズタに引き裂いた。グッチ家は、その後は投資会社に売却を呼びなくされ、それ以降は経営にタッチしていない。

パトリツィア受刑者は、刑期が早まることに対して嫌がっており、2011年10月には、デイリーメールの取材に、働きたくないとの理由を明らかにしていた。パトリツィアの名言に次のような言葉がある。

「幸せはお金では買えないけど、お金はある方がずっといい。自転車に乗って幸せでいるより、ロールスロイスの中で泣いてる方がまし」

出所後にロールスルイスに乗ることができるかどうか保証はない。グッチ家は自分自身でつぶしてしまった。自転車に乗るしかないだろう。

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