ワコール創業者以外から社長、塚本氏は会長へ

 ワコールホールディングスの中核事業会社「ワコール」は、塚本能交(よしかた)社長が代表権のある会長に就任し、後任社長には安原弘展・取締役専務執行役員が昇格する人事を発表した。創業家以外からは初の社長。4月1日付け。

 ワコールは創業者の故塚本幸一氏のあとをうけて、昭和62年から長男・能交氏が2代目社長に就任した。会長就任で、今後はグループ全体の統治が役回りとなる。

 安原氏は、同志社大卒。昭和50年(1975年)に入社。インナーウェア事業などの営業を経験し、その後は中国での事業基盤を築いてきた。国内外の事業で実績を残してきた。国内事業の立て直し、さらには海外進出の積極展開を図る。

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