「ウィキリークス」がノーベル平和賞候補に

 各国の政府要人や金融機関首脳などを震撼とさせているウィキリークス。匿名により政府、企業などに関する機密情報を公開するウェブサイトは、ネットの絶大な力を世界に知らしめた。そのウィキリークスが今年のノーベル平和賞に推薦されたという。ロイターが報じた。

 平和賞候補に推したのは、ノルウェーの国会議員。ノーベル賞の中で、平和賞だけはスウェーデンではなく、ノルウェーが授与主体。ノーベル賞候補を推薦できるのは、ノルウェーの国会議員や法律・政治関連の教授、過去の受賞者などに限られている。

 ノーベル平和賞を昨年受賞した中国の劉 暁波(りゅう ぎょうは)氏は、人権活動や民主化運動に参加し、表現の自由を求めた人物。ウィキリークスが表現の自由や透明性向上に貢献していることと通じる点がある。
 
 創始者のジュリアン・アサンジ氏はオーストラリアのジャーナリストで、ウィキリークス創設以前は、プログラマ、ハッカーとして活動していた。

 昨年は「イラク戦争の民間人殺傷動画」や「アフガン紛争関連資料」「イラク戦争の米軍機密文書」の公開などで話題をさらった。

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