クロアチアといえば、アドリア海の真珠といわれ、世界文化遺産に登録されているドゥブロヴニク旧市街の美しい風景を思い浮かべる人が多いのではと思います。一方で、場所や文化やお料理はと問われると、東ヨーロッパの一国であるあいまいなイメージかもしれません。実は、私もクロアチアの北に位置するハンガリーまでしか行ったことがなく、クロアチアの歴史的な街並みを歩いてみたいと思っているひとりです。過日、クロアチア・トゥ―リズム・イヴニングの催しにお招きあって、出席してきました。
2008年からクロアチア政府観光局を立ち上げ、日本人観光客の誘致にも力を入れているクロアチア。2010年、ヨーロッパのなかでも観光業を伸ばしていて、ヨーロッパ全体の平均値と比較して25%の高い伸び率でシェアを広げているのだとか。
クロアチアの場所は、バルカン半島にあって、アドリア海を挟んでちょうどイタリアの反対側といえば思い浮かべやすいかもしれません。北はハンガリー、西はスロベニアです。首都はザグレブ。そして、アドリア海に面して美しい海岸線を誇りますが、なんと1000以上の島もあるそうです。ヨットやクルーザーなどの船の楽園で知られていますね。
イベントでは、クロアチア政府観光局の局長がスピーチ、有名な海沿いの観光地だけでなく、カルスト地帯で洞窟も多く、内陸部も登山ルートを有していて、自然公園の観光資源や歴史的な見所が数多いことを力説されました。
クロアチア政府観光局の局長、3人のシェフも壇上に
現地からシェフ3名が来日し、たくさんのクロアチアの料理を披露。内陸部は肉中心、沿岸部はシーフードという違いもありますが、調理法も内陸部はスラヴやハンガリー、トルコなどの影響を受けたもの、沿岸部はギリシャ、イタリアなど地中海風だったりと、とてもバラエティに富んでいました。私は、ニョッキの入った鹿肉のシチューとカルロヴァツというビールが気に入りました。
肉料理の数々。国旗を巻いたデコレーション
クロアチアのビール
お料理の味も映像も、歴史的な雰囲気がそう感じさせるのでしょうか、なんだか懐かしいような思いにかられるクロアチア。いつかその地を訪れてみたいと思いましたが、今回はちょっと横顔だけ拝見して参りました。
デザートの数々