フィアットCEOがクライスラーとの経営統合を言及

 伊自動車メーカー、フィアットのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は、懸案事項となっている米クライスラーを近く、経営統合する可能性について言及した。

 地元メディアのデトロイトフリープレスによると、マルキオンネ氏はサンフランシスコで講演し「近く1つの会社に統合する可能性もある」などと述べたという。

 現在はフィアットがクライスラー株の25%を保有し、マルキオンネ氏が両者の代表者を兼務している。クライスラーは、米、カナダ両政府への公的資金の返済義務があり、その返済を終了することが前提となる。

 マルキオンネ氏は今年1月にミラノで記者団に対して、クライスラーの年内での上場可能性を示唆した。また、フィアットは株式取得の優先オプションも保有しており、過半数取得へ意欲を見せている。

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