追加利上げのタイミングを探るインドネシア

 インドネシア中央銀行は4日、政策金利を0.25%引き上げ6. 75%、にすることを決定した。2009年8月に利下げされて以来、約18ヶ月振りの政策金利の変更。物価上昇懸念が徐々に高まる中、利上げの必要性を指摘する市場の声に応えた形だ。

 1月の消費者物価指数は前年比+7%となり、上昇傾向を強めている。一方、7日に発表される2010年10-12月のGDPは前年比で+6%強の上昇が予想されており、経済は堅調な成長を続けていると考えられる。

 大和住銀投信投資顧問では、「インフレ懸念が高まる中、インドネシア中央銀行は経済や為替の状況を注視しつつも、追加利上げの機会をうかがうものと考えている」と予想している。

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