35億円で株を売却した2人の美人創業者

 豪大手百貨店マイヤーホールディングスは7日、豪ファッションブランド「サス&バイド(sass&bide)」の株式65%を、4225万ドル(約35億円)で取得したと、発表した。

 サス&バイドとは、1999年に幼馴染のハイディ・ミドルトンさんと、サラ・ジェーン・クラークさんが自分たちのニックネームをブランド名にして立ち上げた。脚が長く、そしてヒップアップされて見えるブーツカットジーンズなどのヒットがあり、ケイト・モスさん、シエナ・ミラーさんをはじめ多くのセレブたちが愛用していることで知られる。

 マイヤーグループは、オーストラリアの全ての州に店舗を持つ唯一の百貨店チェーン。しかし、近年は慢性的に売上が低迷しており、業界トップの座からは遠ざかっている。すでに資本も創業家の手を離れている。

 低迷する老舗百貨店が、人気のファッションブランドを買収し、人気を利用して集客力を高めようというのが狙いだ。ただ、今後の展開のビジョンが見えにくいのと、買収金額が妥当なのかという点でマイヤー株は売られている。


左からサラ・ジェーン・クラークさん、ハイディ・ミドルトンさん(公式ブログより)

(中央左から)ハイディ・ミドルトンさん、サラ・ジェーン・クラークさん

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