内需が盛り上がるブラジル経済の成長加速

 ブラジル経済は内需を原動力とした、力強い経済成長が継続している。インフレ懸念はあるが、物価上昇は食料品分野に限定されている。個人消費の盛り上がりで、経済成長は一段と加速しそうだ。

 ブラジルでもこのところインフレ懸念が台頭しているが、物価上昇は食料品分野に限定されている。日本総合研究所によると、「2010年12月の消費者物価は前年比5.9%と、6%台乗せが目前。ただし、食料品を除く総合でみると、10年3月の5.0%をピークに月を追って上昇ペースが鈍化している」。

 中央銀行は09年半ば以降、段階的に利上げを実施しており、基本金利は8.75%から今年1月には11.25%へ引き上げられた。それでも、内需を原動力とした力強い経済成長が続いている。

 個人消費は所得雇用環境の改善を映じて一段の盛り上がり、代表的な耐久消費財の乗用車販売台数は、昨年末年率400万台へ増加。「消費関連をはじめとしたサービス分野にとどまらず、レアル高に直撃されている製造業分野も好調」(日本総合研究所)。

 新ルセフ政権は中期的に実質6%成長を掲げて発足したが、就任初年度から目標達成が視野に入った。

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