景気ウォッチャー調査「景気持ち直しの動き」

 内閣府が公表した1月の景気ウォッチャー調査は、「景気はこのところ、持ち直しの動きがみられる」と言及した。現状判断DIが大雪や寒波の影響などで低下した一方、先行き判断DIが、3カ月連続で上昇した。

 1月の先行き判断DIは前月比3.3ポイント上昇の47.2となり、3カ月連続の上昇。消費改善や、3月末のエコポイント制度終了前の駆け込み需要への期待などから、「家計」「企業」「雇用」部門すべてで上昇した。

 具体的には家計動向部門で、「エコポイント終了の3月末に向けて、対象商品を中心に売り上げの盛り上がりが見込まれる」(南関東=家電量販店)、「少しずつだが高額品に動きが出ている」(九州=百貨店)などの意見が聞かれた。

 企業動向関連では、「見積もり、成約件数ともに多くなり、残業や休日が増えている」(南関東=金属製品製造業)、雇用関連では、「有効求人数が11カ月連続で増加。新規求人数も増加傾向が続くなど、前向きの動きが出ている」(近畿=職業安定所)などの声も寄せられた。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる