日本企業の新卒採用TOEIC基準点一覧

 企業の英語熱が高くなっており、最近では、武田薬品工業も新卒採用にTOEICの基準730点を設けることを検討するなど、今後もこうした傾向は強くなっていくと思われる。週刊ダイヤモンド(1月8日号)で紹介されていた、TOEICスコアの基準点を一覧にしてみた。

 ◆採用で基準点を設ける企業
850以上 NTTコミュニケーションズ
800以上 住友不動産,野村不動産
730以上 ソフトバンク
700以上 NTT東日本、ファーストリテイリング、三菱電機、ヤマト運輸
650以上 アサヒビール、佐川グローバル、シチズンホールディングス
600以上 出光興産、王子製紙、大正製薬、大和ハウス工業、ニトリホールディングス

 本当に海外赴任するのであれば、600以上というのでは心もとなく、ほとんどビジネス会話としては通用しないレベルではある。

 ちなみに武田薬品の730点は「通常会話は完全に理解できる」水準とみなされており、得点者は受験者の1割程度だという。

 また、新卒時にお高いスコアを出していたとしても、それを維持、発展させていくことは、多忙な仕事の時間の合間を縫って行うだけに、難しい面もありそうだ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる