元海上保安官「sengoku38」の名前は京都弁か?

 尖閣ビデオ動画流出事件について、一色正春・元海上保安官が14日、東京・外国特派員協会で講演し、ハンドルネーム「sengoku38」について、「一つくらい秘密が残ってもいい」と明かすことはなかった。

 尖閣の中国船衝突事件については闇が深く、まだまだわからないことが多いが、その大きな謎の一つがハンドルネーム。これだけは本人以外は誰も知らないというが、この日はそのことについても語った。

 「捜査当局、家族に対しても一貫して秘密にしています。だれにも言っていないので、一つくらいは秘密が残ってもいいのかな、と思います」

 さらに、京都弁で「仙石さんや」というジョークではないかとの指摘についても、「ご想像にお任せします」とした。

 動画を投稿したことについては、「メディアに持ち込むと他人にゲタを預けてしまうことになる。それに40分という長い映像をそのまま流すのは無理だったでしょう。(ユーチューブなら)見る人見る人で感想が違うということでいいし、結果的には良かったと思います」とした。

 また、この日会場で講演を聴いた、石原慎太郎東京都知事からは魚釣島に上陸しようとしたら海上保安庁は手伝ってくれるのかどうかと質問し「もし海上保安庁が協力しないというのであれば、防衛省もある。何より都知事であれば都の船がたくさんあると思います。あとは行こうという気持ちだけ」と答えた。


一色正春氏

一色正春氏に質問する石原慎太郎都知事(左)

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