医師数、東京は茨城の4.5倍

 財務省は21日の財政制度等審議会財政構造改革部会で、都道府県別の医師数で、人口と面積当たりで最も多いのは東京都で、最も少ない茨城県の4.5倍に上るという試算を明らかにした。

 時事通信によると、同省は医師不足の解決に、絶対数を増やすだけでなく、地域間の偏在の是正の必要性を主張。2010年度の予算編成に向けた財政審の建議に反映させるという。

 試算は2006年度の都道府県別の人口と面積当たりの医師数を、全国平均を1として指数化。これを地方交付税の配分方法を参考に、人口、面積指数が9対1となるよう総合指数を算定した。

 総合指数が最も高いのは東京都。大阪府、神奈川県と続く。一方、指数が低いのは茨城県、岩手県、青森県などで地方が大半を占めた。また首都圏ながら埼玉県は人口当たり医師数が最少で、全国平均を下回った。 

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