帝国データバンクの発表によると、2010年に倒産した「居酒屋」が前年比4.1%増の201件にのぼった。過去最多となり、倒産の原因は業界不振などの「不況型」が全体の83.6%を占め構造不況業種に転換したことを示す。
同社によると、外食産業は3年連続で倒産件数は600件超の高水準で、今年は前年比3.6%減の623件。しかし、そのうち3分の1が居酒屋となっている。
同社は「不況により客数と客単価が減少したため、店舗賃料や出店・改装にともなう借入などが負担となり倒産するケースが多い。高水準を続ける「不況型」の推移が、業界環境の厳しさを表していると言える」と分析している。
出典:帝国データバンク