幻冬舎のMBO成立で株式非公開化へ

 経営陣による株式買収(MBO)中だった出版社の幻冬舎が15日に行った臨時株主総会で、見城徹社長が代表のTKホールディングスが全株式を取得するための定款変更の議案を承認した。これで事実上のMBOが成功し、株式非公開化となる。

 昨年末に幻冬舎がMBOを発表以来、ケイマン籍の投資ファンド「イザベル・リミテッド」が大量取得。その後、株の取引を仲介した立花証券が議決権を持っていたことが判明した。立花証券の保有比率は議決権ベースで35.44%と、重要案件の否決する権利を握っていた。

 当日の総会は2時間ほどで終了。立花証券は欠席、イザベル側は代理人が出席し反対したという。

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