「顔は脳の看板」。人の顔を見ることで心の現象を見取り、開運の助言を説く、嘉祥流観相学会・導主、 藤木相元氏。波乱万丈に富んだ人生と、豪快でユニークなキャラクターで、『笑っていいとも』などのテレビ出演も多い。松下幸之助、吉田茂、田中角栄、本田宗一郎、小林一三など、戦後の傑物と親交のあった藤木氏に、“金が入る、たまる顔相”“ビジネスで成功する顔相”とは、どんな顔であるのか、聞いてみた。
唇は上下均衡がよい
上下が同一で口を閉じたときに形よく、輪郭がはっきりとしている唇は、意志が強く、まじめで信念があります。特に女性の場合は金運に恵まれ、夫に財運をもたらすことが多い唇なので、男性からすると「アゲマン」的な、伴侶にしたいタイプですね。
名家の人に多くみられる口の形に「四字口」というものがあります。上下の唇ともにやや厚めで、口線が直線的であり、下唇が上唇を支えている形の口で、漢字の「四」の字の様に見えるものです。
四字口は財運があって長寿の相です。性格は正直で聡明、遺産を受け継ぎ、地位や名誉も得られます。異性にもてるタイプの人も多く、明るい家庭を築きます。ただ、信念や自己主張を人に押し付けないように心がけましょう。そして、価値を自己検討するゆとりを常に持つことが大切です。
唇の上下が同一の厚みを持ち、やや厚めでぽってりとしている口の人は聡明で、学術や研究の方面で伸びる才能を持っています。心が広く、常に他人の身になって物事を考える人です。愛情も豊かで、家族や他人にも温かいので、家庭人としてもベストです。ただあまりの人の良さに、情けをかけすぎて裏切られたり、八方美人で多方面にいい顔をしすぎるため、自分が窮地に立つこともしばしば。自分第一で他人は後回しでいい、というときもあることを忘れずに。