カルピス30本分から1個の「幻のバター」

 カルピスが発売している「特選バター」。「いつからこの『特撰バター』をつくっていたかは、カルピスの社史にも載っておらず、はっきりしていません」と、同社が言うのだから、まさに「幻のバター」というにふさわしい。このバターは、本場フランスのバターの味に一番近く、フランス料理の微妙なおいしさを出す隠し味として、プロの料理には欠かせない存在だという。

 業務用として発売が始まったのは、1963年にさかのぼる。発売当初より一流フランス料理店のシェフから絶賛を受け、限られた量しか生産されず、そのほとんどが一流レストラン・ホテル・菓子店にまわされた。それ故、一流シェフたちは秘伝の味としてこのバターのことを一切口外しなかったという。その希少価値からも、「 幻のバター」の名に値する。

 香り、風味、とくに「のび」「滑らかさ」が一流フランス料理店のシェフから称賛されている。ソースをはじめ、菓子、パイ作りや粉との合わせ具合などに最適と、トップシェフから高い評価を得ている。実際の声は以下の通り。

 マダム・トキ 高嶋寿氏… 「カルピスのバターの高い評判は以前より知っていましたが、料理長になりそれを確信しました。お客様にも大変好評です。今ではその風味豊かな味わいは、私のレシピに欠かすことのできない存在です」

 小川軒 小川忠貞氏… 「カルピスのバターとは、開店当初の頃からの長い付き合いです。いまでは、3代続く小川軒の味というものに欠かせない素材の一つで、カルピスバターでなくては店の味は出せないぐらいですね」

 この「幻のバター」、今では百貨店等で、1400円前後で購入することができるので、一度試してみては?

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