2006ミス・ユニバース・ジャパン知花くららさんが語る社会貢献(後編)

まず「知る」ことから始めてほしい

-日本の富裕層は、まず何から始めるべきだと思いますか?
「難しいですが……日本は今、変わりつつあるターニングポイントにあるのだと思います。あまり難しく考えないで、NGOやNPOがこんな活動をしているというのを知るところから始めればいいのではないでしょうか。自分の興味がどこにあるかをまず考えてからの方が、探しやすいと思います。私が一番興味あったのは子供、女性、教育でした。興味のある分野から調べていけば、身近に思える問題がきっとあるはずです。またチャリティーウォークなど気軽に参加できるイベントに参加するのもいいですね。

-今後はどんなチャリティー活動をしていきたいですか?
「ザンビアで経験したことを話すトークショーや、写真展を通して、多くの方にアフリカの現実を伝えていきたいです。富裕層の方には、まずウェブにアクセスして、WFPやその他の団体の活動を知っていただきたいです。どれくらいの子供たちが飢餓で亡くなっているかなどを知ってもらえれば、またその機会が増えれば、状況は変わっていくはず。まず知る機会を増やすことが先決だと思います。」



知花くらら(ちばな・くらら)
沖縄県那覇市出身。上智大学文学部教育学科卒業。1982年3月27日生まれ。2006 ミス・ユニバース・ジャパンに選出され、同年7月にロサンゼルスで開催された2006 ミス・ユニバース世界大会で第2位に輝く。現在は小学館「Domani」の専属モデルを務め、テレビ東京「知花くららの地球サポーター」、BS12「グローバルビジョン」にナビゲーター役でレギュラー出演中。他多数のCMに出演。国内外に活躍の場を広げている。

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