大阪で最も有名な居酒屋「やぐら茶屋」(ギャザ阪急店)がこのたび閉店し姿を消した。同店舗は最後の一店だった。今後は新業態の居酒屋にリニューアルオープンする。
「やぐら茶屋」は1976年に開店し、居酒屋業界に現在のようなゆったりとした客席を確保した大型居酒屋店として画期的な存在だった。また、オンラインボトルキープシステムを先駆けて採用するなどした。
特に80年代以降は、大阪のTV放送では、深夜時間に毎日のようにバブリーな雰囲気がするCMが流れた。大阪で最も有名な居酒屋の一つとなり、梅田の居酒屋の代名詞的存在となった。現在、やぐら茶屋のツイッターは9000件以上もフォローされている。
やぐら茶屋は個室居酒屋に形を変えるそうだが、大人数で集まって飲むという機会が少なくなっているという今の時代の反映かもしれない。