未公開株、社債の被害が初の1万件超え

 国民生活センターは、未公開株や社債に関する相談が、2010年度(今年1月31日現在)は1万16件寄せられ、過去最高だった昨年度を上回ったと発表した。

 被害の特徴としては、契約者の多くが60歳以上で、支払い合計額は約283億円にも上る。うちわけは未公開株6005件、社債4011件。

 勧誘のきっかけとしては、電話勧誘販売が6306件で最も多く、次いでダイレクトメール等の通信販売が1209件、訪問販売が824件と続く。

 「証券取引等監視委員会」を語る者に勧められて未公開株を購入するなどの被害例もあった。

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