海老蔵裁判の早期決着で松竹株はさらに上昇か

 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(33)が負傷した事件の初公判が18日に東京地裁で行われたが、3月3日の第二回公判で結審する早期決着見通しだったが、被害者海老蔵さんが先に攻撃したとの証言も飛び出し、5月復帰か、あるいは夏以降になるのか、もどかしい展開となってきた。松竹の業績を左右するだけに、関係者、あるいは株主も気を揉んでいる。

 当初復帰が予定されていたのは、成田屋にとって重要な公演となる5月の大阪松竹座「団菊祭五月大歌舞伎」だと思われていた。

 報道は分かれており、6月というものから夏以降というものまで出ている。

 ただし、双方の証言の行く違いこそあれ、すでに両者の間では示談が成立。海老蔵さんは被告人の公判請求を要求しない上申書を提出しているため、この裁判自体はほぼ「セレモニー」に近いとの見方もある。とすれば、夏までの復帰も有力視される。

 松竹株は容疑者逮捕の昨年末からジリ高が続いているが、夏までに一段高の展開があるかもしれない。

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