小売業大手イオンは22日、パルコの発行済み株式の約12.31％にあたる約1013万株を取得すると発表した。市場内取引、既存株主から相対取引を通じて取得した。
イオンは今後パルコとの提携を進め、さらに保有比率を20％未満としながらも、提携効果を高めるために持分法適用会社にすることも企図しているという。
具体的なプランとしては、店舗の共同運営や中国など海外事業の強化を図り協力関係を構築するとしている。 イオンの都市型ショッピングセンター（フォーラス、ビブレ）をパルコが保有する既存店舗と一体的に運営する。また、海外事業展開の経験と、パルコの国内ノウハウとを相互に活用し、両社の中国などの海外事業の早期展開を図る。
また、イオンは、アジア展開を加速させるために、日本とアジアで今後3年間で1万人を採用することも同時に発表した。
